長く関わるということ

開業2年目から関与しているお客様。

もう15年になります。

まさに古参です。

通帳コピー。

手書きの現金出納帳。

いつも綺麗に。

いつも通りに。

丁寧にまとめてくれています。

このご時世、

クラウド会計。

データ連携。

AI。

便利なものはたくさんあります。

僕自身も、かなり使っています。

でも、このお客様のところには、

今でも車で片道40分かけて、
僕が直接訪問しています。

2年前には、

昭和一桁生まれだった先代社長が亡くなりました。

相続も無事に終わりました。

考えてみれば、

僕がまだ開業したばかりで、
今よりずっと未熟だった頃からのお付き合いです。

税理士として、
こちらがお客様を支えてきたつもりでも、

長く関わっていると、

実は自分の方が
育ててもらっていたんだなと思うことがあります。

いろんな相談を受ける。

一緒に考える。

うまくいく時もあれば、
そうでない時もある。

代替わりもある。

相続もある。

そしてまた、
いつもの通帳コピーと、
いつもの現金出納帳が届く。

長いお付き合いって、

派手ではないけれど、
こういう積み重ねなんだと思います。

もちろん、

全部のお客様に同じやり方をする必要はない。

効率化できるところは、
これからもどんどん効率化する。

でも、

直接会うから分かること。

長く関わっているから気づけること。

昔の話を共有しているから、
すぐに伝わること。

そういうものまで
なくしたいわけではありません。

片道40分。

往復すれば、
それなりの時間です。

でも、

今の僕にとっては、
この時間も仕事の一部。

そして、
長く関わってきたお客様と直接話せる
貴重な機会でもあります。

効率化するところは、
徹底的に効率化する。

その分、

残したい時間は、
ちゃんと残す。

これからも、
このお客様のところには、

僕が直接伺いたいと思っています。

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