夜の店が、昼を始める。名駅の一等地で見た「今ある経営資源」の活かし方

昨日は、お客様のランチ試食会でした。

場所は名古屋駅。
ウインクあいちとミッドランドスクエアの間にある「別邸 杜の倉」。

名古屋駅から徒歩1分。まさに超一等地です。2026年8月からランチ営業が始まります。(完全個室×10部屋 別邸杜の倉【和牛 海鮮 天ぷら】)

今の飲食店を取り巻く経営環境は、決して楽ではありません。

材料費や光熱費の高騰。
最低賃金の上昇。
コロナ融資の元本返済。
さらに、消費税率を巡る先の見えない議論。

そんな逆風の中でも、コロナ後、着実に売上を伸ばしてきた意欲的なお客様です。

今回の「次の一手」が、ランチ営業。

抜群の立地と人通りを考えれば、新しい売上の柱になる可能性は十分にあると思っています。

ただ、税理士として一番良いと思ったのは、単に売上が増えることだけではありません。

新しい事業を始めるのに、

新たな設備投資はほとんどいらない。
高額な敷金もいらない。
開業までの空家賃も発生しない。
大きな宣伝費も必要ない。

既にある店舗。
既にある厨房。
既にいるスタッフ。
既に培ってきた料理と接客のノウハウ。

「今あるもの」を、昼の時間帯にも活かす。

大きく賭けるのではなく、既に持っている強みの稼働時間を増やす新事業です。

夜の商売を長く続けていると、

「うちは夜の店だから」
「ランチは単価が低いから」
「昼と夜は別の商売だから」

そんな業界の常識が、知らないうちにフィルターになります。

でも、新しい売上をつくる方法は、新店舗を出したり、大きな借入をして設備投資をしたりすることだけではありません。

今ある場所。
今ある人。
今ある設備。
今ある信用。

それらを「別の時間」「別の用途」「別のお客様」に届け直す。

そこに、まだ使い切れていない経営資源があるかもしれません。

もちろん、客単価、回転数、人員配置、仕込み、夜営業への影響など、数字と現場で冷静に確認すべきことはあります。

それでも、リスクを抑えながら新しい売上に挑戦できる。

夜の商売の常識を一度外し、次の一手を打つ社長を、心から応援したいと思います。

別邸 杜の倉
https://morinokurabettei.owst.jp/

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