2年ほど前。
ずっと声をかけていた外注の若い子が、社員になりました。
さらに1年ほど前には、その友人も入社。
若い2人が加わって、社長も本当に嬉しそうでした。
会社としても、これからが楽しみだと思っていました。
でも、少しずつ問題が出てきます。
遅刻。
何度話しても、なかなか直らない。
本人に悪気はないのかもしれない。
ただ、現場ではそれだけでは済みません。
元請からの評価が下がる。
会社全体の信用にも影響する。
人手不足の時代です。
せっかく入ってくれた若い社員。
多少のことには目をつぶりたくなる気持ちも分かります。
実際、社長もかなり我慢してきました。
でも、どこかで線を引かなければならない。
話し合い。
そして退職。
さらに連鎖するように、もう一人も退職することになりました。
人材は大切です。
でも、人材を大切にすることと、会社の規律を曖昧にすることは違います。
誰を残すのか。
何を許容するのか。
どこで線を引くのか。
最後に決めるのは社長です。
もちろん、
「せっかく育てたのに」
「若い子はすぐ辞める」
「人が採れない」
と嘆くこともできます。
でも、そこで止まっても会社は良くなりません。
この社長が強いと思ったのは、その先でした。
人が辞めた。
では、どう回すか。
どの仕事を残すか。
どこを外注するか。
誰に何を任せるか。
どの売上を取りにいくか。
どう利益を残すか。
辞めた人を責め続けるのではなく、いなくても回る会社にもう一度組み直す。
それが経営者なんだと思います。
真面目にコツコツ働く。
社員を大切にする。
もちろん大事です。
でも、それだけでは足りない。
想定外のことが起きたときに、
他責にせず、
「じゃあ次、どうする?」
と考えられること。
会社の規律を守りながら、もう一度仕組みを作り直すこと。
そこに社長の強さが出る。
金田崇志税理士事務所 × グーチョキ会計株式会社も、数字を整えるだけでなく、人が辞めた、売上が落ちた、取引先が変わったといった想定外の場面で、社長が次の一手を考えられるよう一緒に会社を整えていきます。
会社は、人が辞めたから終わるわけではありません。
そのあと、どう組み直すか。
経営は、そこからです。
