マネーフォワードの士業サミットで、
辻社長と川邊健太郎さんの対談を聞いたあとに、
川邊さんの『7つの激変』を読みました。
この順番で読めたのは、かなり良かったと思います。
インターネットの30年。
検索。
SNS。
動画。
通販。
広告。
文化。
起業。
その変化のど真ん中にいた人が、
いまAIをどう見ているのか。
そこに一番興味がありました。
川邊さんは僕より少し上の世代。
しかも、
大きな会社で、
インターネットの最前線をずっと見てきた人。
当然、見てきた景色の大きさは全然違います。
僕は地方の小さな税理士事務所。
向こうは巨大なインターネット企業。
比べるのもおこがましいくらい、
立っている場所は違う。
でも読んでいて、
「あれ、見ている未来はそんなに違わないかも」
と思いました。
30年前、
検索なんて何に使うの。
SNSなんて何が面白いの。
ネット通販なんて送料かかるじゃん。
動画なんて怪しい。
そんなふうに見られていたものが、
気づけば生活や仕事の前提になった。
最初は周辺にいたものが、
いつの間にか真ん中に来る。
AIもたぶん同じなんだと思います。
今の仕事を20%、30%速くする。
もちろんそれも大事。
でも、
そこで終わる話じゃない。
税理士事務所って何だろう。
専門家に知識があることの価値って何だろう。
人を雇うって何だろう。
会社という形すら、
今と同じなんだろうか。
そこまで変わる可能性がある。
士業サミットでも、
AIを手足として使う。
さらに、
頭をAIにする。
そんな話が出ていました。
僕自身も、
AIはかなり使います。
でも、
何をしたいのか。
何を良しとするのか。
最後に誰が責任を取るのか。
そこまで全部渡したいとは思わない。
AIは最大限使う。
でも、
方向を決めるのは人間。
この感覚は今のところ変わりません。
そしてもう一つ、
この本を読んで改めて思ったこと。
今の常識で、
新しいものを評価しすぎちゃいけない。
「そんなの危ない」
「そんなの仕事じゃない」
「そんなやり方あり得ない」
そう言われているところに、
10年後の普通があるかもしれない。
インターネットの30年を見てきた人が、
そんな未来を見ている。
地方の小さな税理士事務所で、
AIを触りながら考えている自分も、
意外と同じ方向を見ている。
そこが一番面白かったです。
ものすごく面白くて、
刺激的な時代に生きている。
価値観なんて、
必要なら変えてしまえばいい。
ただし、
何でも流されるのではなく、
自分がどこに立つのかは、
その都度ちゃんと考える。
『7つの激変』は、
インターネットの昔話を読む本というより、
これからAI時代をどう歩くかを考えるための本でした。
僕はそんなふうに読みました。
