8月最終日。
eLTAXに不具合が発生しました。
幸い12時45分には復旧。
大きな混乱にはならなかったようですが、申告期限の最終日に行政のインフラが止まる。
税理士としては、少し気になります。
もちろん、もし一日中復旧しなかったなら、何らかの期限延長や救済措置が取られるのだと思います。
でも、
それは法律に明確に書かれているのか。
通達なのか。
Q&Aや個別の運用なのか。
どの時点で「今日はもう無理なので期限を延長します」と判断されるのか。
僕ら納税者や税理士から見ると、その辺りは意外と分かりにくい。
eLTAX自体は、予定されたメンテナンスや運休日を公開しています。
でも、予定外の障害は必ず起きます。
システムである以上、ゼロにはできません。
ありがたいことに、うちの事務所では仕事をできるだけ前でさばくようにしています。
申告期限の最終日に、
「送れるか、送れないか。」
そんなスリルを味わうことは、ほとんどありません。
でもリスクがゼロになるわけでもない。
最後に修正事項が見つかることもある。
新規のお客様や、駆け込みの依頼が入ることもある。
どうしても最終日に送信しなければならないケースはあります。
そのとき行政側のシステムが止まったらどうなるのか。
誰が責任を負うのか。
そして、その判断基準は利用者に十分伝わっているのか。
これから税務行政は、さらにデジタル化していきます。
今月はKSK2も本格導入へ。
税理士側も、
e-Tax。
eLTAX。
クラウド会計。
AI。
さまざまなシステムに依存する割合がどんどん高くなっています。
便利になること自体は大歓迎です。
ただ、
便利なシステムほど、
「止まらないこと」
だけではなく、
「止まった時にどうするか」
まで含めてインフラなんだと思います。
障害は起きる。
だからこそ、
誰が判断するのか。
期限はどう扱うのか。
利用者は何をすればいいのか。
そこまであらかじめ分かるようになっていると、もっと安心してデジタルに依存できる。
仕事を前倒しする。
バックアップを持つ。
ギリギリまで放置しない。
僕ら利用者側でできることもあります。
でも、行政インフラが止まった時のルールまで、利用者の想像に任せない。
デジタル化が進む今だからこそ、その辺りも少し「整えて」ほしいなと思いました。
